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2004年度 各種大会観戦記もどき

02/06【第24回 神奈川県社会人サッカー選手権大会 決勝トーナメント第1回戦】
横須賀シーガルズFC vs 平塚SC

この大会でベスト8以上の成績を収めると天皇杯神奈川県予選へ出場することができます。試合は40分ハーフです。対戦相手の平塚SCは神奈川県リーグ1部に所属するクラブ。同リーグ2部の横須賀から見れば格上です。

会場は寒川町の倉見スポーツ公園。この試合から横須賀は2005シーズンの新体制。岡崎新監督が指揮を執ります。

横須賀のスターティングメンバー
FW:桜井、高田
MF:小川、谷本、石田、川俣
DF:岡崎、内野、高橋、佐藤
GK:君島

新体制初戦にして監督自ら出場です。控え選手もほとんどなく、相手を考えるとなかなか厳しい状況です。

キックオフ。横須賀はいつものように自分たちから形を作って平塚を崩しにかかります。中盤の組み立てから得点を狙いますが、平塚のセンターバックの2人は体が大きくて強く、横須賀のFW陣が苦戦。徐々に押し戻され、横須賀陣内でのプレー時間が増えます。幸い、平塚には横須賀にとって脅威となるようなFWが見当たらず、押されつつも決定的はシュートは打たせていません。

ヘディングで競り合う高橋選手前半20分頃からようやく横須賀に流れが傾いてきました。石田・川俣の守備から谷本・小川を経由したボールがつながり出し、桜井のポストや高田の飛び出しが見られるようになりました。平塚は守備の人数を増やし、ボールをペナルティエリア外へ蹴り出して難を逃れていますが、そこから攻撃へ移る意図は感じられず、ボールを拾っているのは横須賀です。その中のひとつを谷本がミドルシュート。これが一直線に気持ちよく決まって横須賀先制。攻勢を活かした、いいタイミングでのゴールでした。

得点後は再び平塚に押され気味の展開。じわじわと攻めてくる平塚に対し、横須賀はよく集中して守っています。いつもは果敢な突破を見せる両サイドバックもこの試合は守備に回る時間が多く、無理なオーバーラップはしかけません。背後を狙ってくる平塚の動きにも常に注意を払っています。

このまま横須賀1点リードで前半が終了。思わず一息つきたくなるような根気のいる展開でした。

交代要員に余裕のない横須賀はそのままのメンバーで後半戦へ。

後半は前半よりも横須賀陣内でのプレーが多くなります。クリアボールを拾われるようになり、横須賀は思うように攻撃に出ることができません。平塚のシュートがゴールをかすめ、クロスバーに当たり、GK君島が腕1本・足1本で必死に防ぎます。

時間が中盤に差し掛かると、平塚は選手を交代させて運動量を増やし、さらに横須賀を苦しめます。ほとんど防戦一方の横須賀ですが、ベンチからも声が飛び、集中を切らさずにしっかりと耐えています。

残り時間がわずかとなり、平塚に焦りと攻め疲れが見え始めました。そこを見逃さなかった横須賀。緩んだプレスをくぐり抜けて平塚ゴール前へ攻め入ります。パスで平塚守備陣を分断し、ボールはフリーの石田へ。迷わず放ったシュートが平塚ゴールに吸い込まれ、横須賀追加点。このロスタイムの得点で横須賀が点差を広げ、試合は2-0で終了しました。

横須賀は少ないチャンスを確実に得点に結びつけることができました。普段は自分たちから得点機を作り出していく横須賀としては珍しい展開と言えそうです。一方、ほぼ試合を支配しながら無得点だった平塚SCは運がなかったと思っていることでしょう。

試合全体を通して常に高い集中力を保って得られた勝利、ナイスゲームでした。

http://www.y-footballers.net/report/taikai04.html#taikai6

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01/23【第43回 三浦半島新春サッカー大会 第2回戦】長坂グラウンド2試合

曇って気温の低い長坂グラウンド。ピッチは更衣室付近に凹凸が目立ちますが、その他の部分は(以前に比べれば)おおむね良好です。会場に到着したのは第1試合のハーフタイム。

第1試合:FA南 vs 久里浜FC

FA南vs久里浜FC後半からの観戦です。久里浜FCがペースを握っているようです。FA南は久里浜陣内に入ろうとしますが、プレスを受けてボールを失ってしまい、ペナルティエリアまでなかなか近付けずにいます。

後半15分頃、FA南が右後方に空けたスペースへ久里浜がうまくボールを運び、そのままゴールの方向へ攻め入ってシュート。これがきれいに決まりました。ナイスシュート。効果的な得点です。点差では久里浜がリードしているような雰囲気です。

ここからFA南も反撃に出ます。徐々に久里浜陣内での時間が増え、FA南の流れになってきました。しかしサイドの深い位置まで攻め込んでも、中央でクリアされたりシュートミスもあって得点に繋がりません。久里浜はよく集中しています。FA南は最後まで攻めながらも得点できずに試合終了。久里浜FCの勝利です(スコア未確認)。

第2試合:GFC久里浜 vs ESPADA武山

前年度優勝クラブのESPADA武山と、三浦半島リーグ2部1位のGFC久里浜の強豪対決です。試合開始からお互いに攻撃的なサッカーを見せ、正面からぶつかり合う展開です。

15分頃までは拮抗した押し合いが続きましたが、そこから流れを引き寄せたのはGFC久里浜。武山の前線でのパスを読んでカットし、攻め上がりを封じています。GFC久里浜はそのまま積極的に攻撃を続けて先制ゴール。その後も久里浜ペースで前半終了。

GFC久里浜ゴールシーン

雪が降り始めた後半。武山は攻撃の選手を入れ替えて逆転を狙います。しかし流れは変わらず。武山はあとひとつというところでパスが繋がりません。個々のプレーやイメージがチーム全体に伝わっていないように見えます。一方のGFC久里浜は一体となって武山に覆いかぶさるように攻め、時折り惜しいシュートも放っています。

対照的な展開の中、武山は時間とともに焦りも見え始め、悪循環に陥ってしまったようです。そしてそのまま試合終了。1-0でGFC久里浜が勝利しました。

GFC久里浜の勝因はチームワークの良さでしょう。全体のモチベーションも高く、好調のようです。この試合では武山のノンストップ攻撃サッカーが見られなかったのが残念でした。

http://www.y-footballers.net/report/taikai04.html#taikai5

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11/21【第76回 横須賀市民サッカー大会 第3回戦】長坂グラウンド2試合

午前中に大楠高校で横須賀四十雀の試合を観戦し、午後からは市民大会が行われている長坂グラウンドへ移動。徒歩10分ほどの距離です。

会場に着いたときに行なわれていたのは「MAKS vs WASU FC」の後半戦。この試合はほどなく終了。経緯はわかりませんが、勝ったのはMAKSのようでした。MAKSは三浦半島リーグで上位を苦しめ、リーグを混戦に持ち込んだクラブ。WASU FCは今年度からの参戦ながら、2回戦で強豪の横高OBクラブを破っています。両クラブとも来季のリーグ戦でポイントになりそうな気配です。

第3試合:大楠ハングリーFC vs ウェストビレッジ

リーグ戦では降格一歩手前という不本意な成績だった大楠。対するウェストビレッジはWASU FC同様に参戦1年目ですが、2回戦でリーグ2部1位のGFC久里浜を破っており、実力の高さを感じさせます。

大楠ハングリーvsウェストビレッジ試合開始。大楠はフィールドを広く使ってパスを繋いで組み立てようとしています。逆にウェストビレッジは中寄りのコンパクトな布陣で、全員よく走り、大楠のロングパスをカットするシーンもたびたび見られます。特に広い範囲を走り回っている24番の選手が目立っています。

ウェストビレッジの運動量と素早い攻撃にしばらく手こずっていた大楠でしたが、その裏に空いたスペースを見逃さず、うまく突いて先制します。ウェストビレッジは失点後も臆することなく、攻撃の意識を高く持っています。そしてカウンターから大楠ディフェンスラインを突破し、GKと1対1となったところを確実に決めて同点に。

残り時間が少なくなってくるとさすがにウェストビレッジの運動量も落ち始め、大楠がペースを握ります。ウェストビレッジは大楠の立て続けの攻撃をよく守っていましたが、終了間際にゴール前のフリーキックから追加点を許して万事休す。2-1で大楠ハングリーFCの勝利となりました。

第4試合:FA南 vs FC葉山

リーグ戦ではともに2部所属の両クラブ。この試合ではFA南が支配する展開となりました。

FA南vsFC葉山葉山はディフェンスラインを高めに保っているのですが、相手陣内でボールを奪われることが多く、結果的にFA南に大きなチャンスを与えてしまっています。FA南はそのチャンスを活かして先制。その後、葉山は相手DFの集中が途切れたところを決めて同点とするものの、流れはFA南に傾いたままです。

後半に入るとFA南のシュート数がさらに増えます。葉山はGKが孤軍奮闘。体が大きくて反応が良く、相手の決定機を何度も阻止しています。それでも無失点で守り切ることはできず、2点を奪われて試合終了。3-1でFA南の勝利です。

第3回戦の結果により、準決勝の組み合わせのひとつは「大楠ハングリーFC vs FA南」となりました。来季リーグ1部への昇格が見込まれるFA南が大楠相手にどのような試合を展開するか楽しみです。

http://www.y-footballers.net/report/taikai04.html#taikai4

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11/07,14【第28回 神奈川県郡市サッカー大会 第1・2回戦】シーガルズ2試合

神奈川県内各郡市の代表クラブが集結して戦う郡市サッカー大会。横須賀市からは三浦半島リーグ1部優勝の横須賀シーガルズFCと、新春大会優勝のESPADA武山が出場しています。今年の会場は相模原地区。横須賀からは遠い場所です。

第1回戦:横須賀シーガルズFC vs 寒川倶楽部

会場は三栗山スポーツ広場。ピッチは平らな土で、十分な広さがあります。横須賀のスターティングメンバーは、GKが石川、藁科・高田の2トップで、下がり目の位置に木村が入っています。

試合開始。寒川倶楽部はなかなか気合が入っているようで、選手間の盛んなコーチングが聞こえてきます。横須賀はゆっくりしたスタートから次第にスピードを上げていきます。両サイドとトップのスピード、木村のポストを織り交ぜながら寒川を攻めます。寒川はキャプテンを務めるDFとGKの集中力が高く、簡単にはゴールを割らせません。

この攻めづらい状況を打破したのは石田。ペナルティエリアの外から放ったミドルシュートが決まって横須賀が先制(実はカメラの設定をしていて見ていなかった‥)。1-0で前半が終了。35分ハーフです。

シーガルズvs寒川倶楽部後半。全体的に横須賀のボール支配率が高くなってきました。両サイドの佐藤と内野は好調で、積極的にオーバーラップを仕掛け、相手DFの裏へ抜け出しています。横須賀攻勢の中、中盤から機を見て前線のスペースへ入り込んだ杉山がフリーでシュート。これが決まって横須賀2点目。寒川はこの失点でも士気を落とすことはなく、取り返すべく前に出てきます。横須賀はFWを投入し、攻撃陣をさらに厚くします。

寒川は前がかりになって守備が緩んできました。横須賀はそれを見逃しません。次々と寒川ゴールに向かってボールが入り、寒川はラインの外へ逃げるのが精一杯。横須賀のコーナーキックが続き、ついに池田のヘディングシュートが決まりました。

3点目を失った寒川は集中力が切れ、立て直しが効きません。横須賀は攻撃の手を休めず、木村、桜井、高田が立て続けに得点し、3点を加えます。ここで試合が終了し、合計6-0で横須賀の大勝となりました。後ろを空けた寒川と、前を増やした横須賀の形勢がそのまま結果となりました。

※横須賀vs寒川の試合の写真と動画を特集ページに掲載しています。

他会場で行われていたESPADA武山vs三協化学は、0-0の同点からPK戦で武山が敗れてしまい、残念ながら決勝戦での“横須賀ダービー”の実現はなくなりました。三協化学は平塚リーグ上位の強豪だそうです。

第2回戦:横須賀シーガルズFC vs ASSO

三栗山スポーツ広場入り口1週間後、同じく三栗山スポーツ広場で行われた第2回戦。対戦相手は中郡代表のASSO。ユニフォームの配色が浦和レッズに似ています。横須賀のメンバーには1回戦に出場していなかった長塚、谷本、高原が加わりました。

試合は開始から横須賀のワンサイドゲーム。容易にASSOゴール前まで攻め込み、10分も経たないうちに2得点。この時点でASSOは自陣に引き下がってしまい、前へ出て来ません。横須賀が攻撃に移ると、「中の人数足りないよ」「え、足りてんべ?」などと聞こえてきて、かなり混乱しているようです。

横須賀は各個人が自由にプレーしています。右サイドの佐藤はフェイントをかけるまでもなく相手を抜き去り、谷本は好きなようにボールをキープし、時にはDF池田までゴール前に上がってきます。ただ、相手が戦意喪失の状態で緊張感が欠けているせいか、シュートの制度がイマイチだったり、周りを使わないプレーが多かったように思います(全員自分が目立ちたかっただけかも)。

横須賀は前後半通して一方的に攻め続け、最終的には6-0で勝利しました。70分中、60分は相手陣内でボールを持っていたのではないでしょうか。まだまだ余裕のある試合でした。

http://www.y-footballers.net/report/taikai04.html#taikai3

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09/05【全日本女子選手権 神奈川県予選】横須賀シーガルズFC vs 相模原SC

関東大会出場出場がかかる一戦。会場は湘南学院高校総合グラウンド内の人工芝サッカー場。雨が降っていますが、水がたまることもなく、プレーに大きな影響はなさそうです。試合時間は80分、40分ハーフです。

横須賀は緑と黒のファーストユニフォーム、相模原SCは白地で胸に水色と黒のラインが入っていて、川崎フロンターレのセカンドユニフォームに似ています。

試合開始。相模原が横須賀の守備ラインが安定する前に積極的に攻撃を仕掛けます。相模原が中央突破を狙ったところに横須賀DFが足を出し、なんとか最初のシュートを打たせずに済みました。ところがDFがカットしたボールをGKがキャッチしてバックパスファウルを取られてしまい、ペナルティエリア内で相模原に間接フリーキックが与えられました。相模原はワンタッチから迷いのない強烈なシュートを放ちまたしたが、クロスバーを直撃して得点ならず。

開始早々のピンチを乗り切ったことで横須賀は目を覚ましたようです。各選手が広いグラウンドに大きく展開し、自分たちの攻撃を組み立て始めました。

ディフェンスラインから、始めはゆっくりしたパス回しに見えても、次第にボールと選手の速度が増し、次から次へとパスが繋がっていきます。横須賀の選手はとにかくトラップの技術力が高く、足のアウトサイドや足首をうまく使って浮き玉を受け、すぐさま次のプレーへ移ります。相手に寄られてもボール1つが通る隙間があればそこを通し、プレーエリアが狭いかと思えばスペースへ上がった選手へ的確なロングボールが出されたりと、男子チームを凌ぐ変幻自在なスタイルで敵を翻弄し、観戦者を魅了します。

この展開から先制点は横須賀。ゴール前中央からディフェンスラインを斜めに横切るスルーパスをFWがしっかりと決めました。この後も横須賀ペース。30分頃には横須賀のFWが長い距離をドリブル、コーナーアーク付近まで駆け上がり、センタリングを上げるかと思いましたが、そのまま中へ向かってさらにドリブル、目の前のDFをかわしてシュート。これが決まって2点目。パスを繋ぐスタイルから一転、個人技で獲得した追加点です。相模原も意表を突かれたことでしょう。前半は2-0で終了しました。

シーガルズvs相模原SC後半、相模原の守備は前半より落ち着いたようです。受けに回らず、横須賀のパスの出所を押さえてきます。ただ、守備が機能し出した反面、攻撃は1トップ頼みになることが多く単調になりがちです。横須賀は守備面でも対応が早く、危険な場面を作らせません。

やや膠着した展開を打破したのは横須賀。サイドを破った選手が低く速いボールを中へ送り、中央に抜け出たFWが確実に決めて3-0となりました。ここから動きが大きくなります。相模原も攻めに転じ、横須賀ゴールへ向かいます。と、珍しいプレーが発生。横須賀GKと相手FWが同時にボールへ向かい、FWが体に当てて落とそうとしたボールをGKが背後から選手ごと抱え込んでしまいました。一瞬、会場全体が?マークになりましたが、GKのほうが先にボールを離したところ、FWがちゃっかりとそれをゴールへ蹴り込みました。審判団から注意や説明はなく、そのまま得点が認められました。

シーガルズvs相模原SCハプニングのような失点の影響か、横須賀の選手から動揺が感じられます。しばらく相模原が主導権を握る時間が続きましたが、横須賀は失点を許さず、再び自分たちのペースを作り出します。残り時間が少なくなってきたところで、この試合大活躍の9番FWの選手が(おそらく)ハットトリックとなるゴールを決め、相模原を突き放します。さらに数分後、またも9番が抜け出し、GKの前を切り裂くような鋭い横パス、逆サイドに上がっていた選手がこれをダイレクトに叩き込み、華麗かつ大迫力のゴールで横須賀5点目。

勝利が確実となったロスタイム、相模原のコーナーキックから中央のフリーの選手に頭で合わせられ、ちょっと格好悪い失点をもらって試合終了。5-2での勝利となりました。最後は余裕からか、集中力が欠けてしまったようです。

横須賀シーガルズFCはこの大会で優勝したことにより、神奈川県代表として関東大会へ出場することになりました。他都県のクラブ相手にもこの「おもしろくて強いサッカー」を披露してくれることを期待しています。

http://www.y-footballers.net/report/taikai04.html#taikai2

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05/03【天皇杯県予選1回戦】横須賀シーガルズFC vs 大清水クラブ

会場は横須賀市内の防衛大学校。雰囲気は思った以上に開放的で、サッカーの応援団という普段はあまり訪れないであろう人種でもすんなりと入門することが出来ました。

防衛大学校の戦車門を入ってすぐに、防大生と思われる人がサッカー場の場所を教えてくれました。「あの戦車のところを左に曲がって次を右に‥」え、戦車?‥あっ本当にあった!‥こんな独特な雰囲気の会場です。

陸上競技場、ラグビー場、アメリカンフットボール場と通り過ぎたところに見えてきたサッカー場。第1試合の防衛大学vs南FCの試合が進行中。得点板が用意されており、すでに南FCが2点先取している状況でした。応援準備をしながら試合を見ていると、南FCはさすがに県リーグ1部のクラブだけあってクォリティの高い試合を展開し、さらに2点を追加して4-0で防衛大学を下しました。

続いて横須賀シーガルズFC vs 大清水クラブ。大清水クラブは今年県1部に昇格し、2連勝中と好調のクラブ。

横須賀スターティングメンバー
FW:木村、井浦
MF:石田、谷本、川俣、長塚
DF:内野、高橋、佐藤、小川
GK:君島

注目はディフェンスライン。昨シーズン、センターバックを担当していた小山と杉山を欠く布陣です。代わりにルーキー高橋タクと、普段は右サイドバックの佐藤タクヤが中央を守ることに。高橋はルーキーながら堂々としたプレースタイルで、ここまで県リーグや三浦半島リーグを戦っています。佐藤はサイドで速さと対人の強さを発揮してきた選手。今日のセンター起用は大清水のスピードのあるFWを捕らえるためという意図もあるようです。右サイドバックに入った小川は豊富な運動量で意外性のある動きを見せてくれる選手。左の内野は昨シーズンをもって移籍した内野宗一郎選手の弟。兄譲りのスピードが武器の攻撃能力が高い選手です。

試合開始。大清水のFWは大型+スピード型の組み合わせ。中盤から攻撃を組み立て、一度サイドに振ってからゴール前の大型FWに合わせるという、なんとなく横須賀に似た攻撃を仕掛けてきます。

横須賀の守備線はしっかりと機能しているようです。各選手がよく動くので安定感がないようにも見えますが、GK君島のコーチングもありお互いが空いたスペースをカバーし合って陣形を保っています。逆にメンバーが揃っている攻撃陣のほうが苦戦しています。大清水の中盤の寄せが強く、思うようにボールをキープできません。相手を1枚かわしても必ずその先にもう1枚。フィールドの使い方も広く、スペースをうまく消しています。

やや劣勢の中、横須賀ゴール前で大清水のフリーキック。直接ゴールを狙った山なりのシュートが予想以上に伸び、GKの手に収まったかと思われたボールがすっと抜けてゴールへ。不運な失点でした。

防衛大学校グラウンド気を取り直して試合再開。しかし次の得点も大清水でした。横須賀の左サイドラインぎりぎりの場所へ鋭く出されたロングボール。一瞬横須賀の守備陣の集中が途切れ、すばやくボールへ向かった大清水の選手が追い付いて間髪入れずに低く速いセンタリング。中央で待ち構えていた選手がボレー一閃、うわっと思わずのけぞるような強烈なシュートが決まって大清水2点目。こんなシュート捕れません。

スコアは0-2。押され気味で苦しい展開の横須賀。が、サッカーでこの点差は危険なのです。大清水クラブ余裕から気が抜けたのか、勢いが横須賀に回ってきました。右の深い位置から小川が攻め上がります。一旦、中央の長塚へ。これまで効いていた大清水のプレスがありません。長塚が前へドリブル、小川はそのまま右サイドを駆け上がります。大清水は最終ラインで長塚を止めようと2人のDFが寄せてきました。長塚はそこからシュートを打つかと思われましたが、小川の上がりをしっかりと見ていました。DFに完全に詰められる前に右へパス。きれいに小川に繋がり、そこからシュート。これが決まって横須賀が1点を返しました。長塚のパスと小川のシュート、どちらも躊躇がなく、良い判断だったと思います。

前半の残りが少なくなってきました。流れは横須賀に変わっています。今度は中央から木村がDFラインを突破。絡み付いてくる大清水DFを振り払ってシュート。GKの手は届かず、横須賀同点。押せ押せの状況になってきました。次は井浦。木村同様に中央を突破、シュートを放ちますがこらは惜しくもGKの伸ばした手に止められてしまいました。このまま2-2のスコアで前半終了。

後半。献身的なプレーを見せた右サイドバックの小川が下がり、同じ場所に岡崎が入りました。後半立ち上がり、大清水がやや持ち直して一進一退の拮抗した内容に。決定的な場面は訪れないものの、ボールが両陣内を往復する運動量を要する展開です。試合が膠着し始めた後半15分、大清水が勝ち越しとなる3点目のゴール。押し合いの中で生じた最初の隙を突かれた形でした。

1点リードしてから大清水の運動量が落ちました。横須賀はトレーニングの成果か動きが衰えません。再び流れが横須賀に傾き、少しずつ大清水を追い込んでいきます。大清水の選手の表情には余裕がありません。どんどん押し上げて敵陣内に攻め込む横須賀。前半同様に木村の突破からのゴールシーンがあったのですが、これは残念ながらオフサイドで無効。横須賀は審判に細かいファウルをとられて流れを寸断されながらも果敢に1点を奪いに出ます。

この流れなら確実に追い付けると思われましたが、時間は刻々と過ぎ、ついにタイムアップ。2-3で天皇杯予選は1回戦敗退となりました。

大清水クラブの自分たちの組み立てからの得点は3点目だけでしょう。逆に横須賀は2点とも相手を崩しての得点でした。苦しい中で流れを引き寄せることもできただけに、勝利まであと一歩の惜敗でした。

http://www.y-footballers.net/report/taikai04.html#taikai1

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