横須賀のサッカー場?
「横須賀のサッカー場」と言われてもピンと来ない人も多いのではないでしょうか。それもそのはず、これだけ多くのサッカー人口を抱えながら、横須賀市には十分な広さを持つサッカー専用グラウンドがひとつもないのです。市内にはもともとスポーツ施設が不足していることもあり、他競技との併用が前提となっています。
このページでは、公式戦が開催可能な公共施設である、大津公園グラウンド、長坂グラウンド、はまゆう公園と、私立湘南学院高校の総合グラウンドを紹介します。
大津公園グラウンド
サッカー/ラグビー兼用グラウンド
京浜急行の新大津駅から徒歩5分ほどの場所にある運動公園です。テニスコート、野球場、相撲場、運動場を備えています。このうち運動場が主にラグビーとサッカーに利用され、ラグビーのゴールポストが常設されています。夜間照明はありません。三浦半島内の社会人各種大会や関東女子サッカーリーグで利用されます。

ピッチの印象
大部分は土で、所々が草に覆われています。水はけが悪く、雨が降るとしばらく水たまりが残ります。乾燥して風の強い日は写真のように多量の砂が舞い上がります。また、ラグビーでも使用するため足下はデコボコです(市内のラグビー場はここだけ)。年に1〜2度全面に芝が張られるようですが、残念ながら長く保たれません。
立地条件が良好で、駐車場も備えているという数少ない施設なので、肝心のグラウンドをもっとしっかりと整備してほしいものです。
長坂グラウンド
サッカー主体のグラウンド
少年から社会人まで幅広く利用されるグラウンドで、横須賀市内で最も多くの公式戦が行われる会場です。公式戦で使われない日は、近隣のサッカークラブが練習場として利用しています。野球、ソフトボール、ラグビーでの利用はできず、サッカー主体のグラウンドとなっています。
場所は横須賀市民病院の近くで、駅からとても遠いのが難点です。ピッチは横須賀の公共グラウンドの中で最も広いでしょう。夜間照明はありません。

ピッチの印象
このグラウンドの整備状態はまちまちで、短い草に覆われているときや、ほとんど土だけになっているときがあり、整備するたびに状態が変わってしまうようです。以前はボールが見えなくなるほど草が伸びたり、ボールが浮くほどの水たまりができたりしていましたが、2004年頃から少しずつ改善しているようです。
気になるはピッチに転がる石。表面付近に5〜10cmほどの石が大量に含まれており、少年選手たちが試合前に石拾いをしたというエピソードがあります。写真はピッチから取り除かれた石です。
長坂グラウンドは、隣接する企業から横須賀市へ移譲されたグラウンドです。現在は横須賀市土地開発公社が管理しているとのことです。横須賀市の公式サイトには情報が掲載されていません。
はまゆう公園
横須賀唯一の観覧席付きサッカーグラウンド
はまゆう公園は不入斗の丘の上にあり、サッカー専用と言っても差し支えのないグラウンドです。少年や女子の公式戦が多く行われ、地元サッカークラブの練習場としても利用されています。ここも夜間照明はありません。

ピッチの印象
よく整備された平らな土です。雨天時は利用できません。いちばんの特徴は観覧席が設けられていること。他のグラウンドでは見られない設備です。少年の大会などでは大いに盛り上がることでしょう。
はまゆう公園の問題点‥
ピッチ状態や観覧席を見ると優秀な施設なのですが、問題はピッチの大きさ。男子社会人の公式戦で利用するには面積が不足しています。女子の試合は県規模の公式戦なら開催できますが、関東規模となるとやはり面積が足りず、認められないそうです。また、観覧席側はコンクリートの壁となっており、ライン際での激しいプレーは危険です。
もうひとつの問題点は立地条件。横須賀中央駅から徒歩で15分ほどと距離は近いのですが、狭い道路を抜けた丘の上にあることから大型車の横付けができず、物品搬入に支障を生じます。この影響で、過去に大きなイベントが見送られたことがあるそうです。
湘南学院高等学校 総合グラウンド
横須賀初の人工芝サッカー場
私立湘南学院高等学校が整備し、2004年に開設された総合スポーツグラウンドです。その中に横須賀初となる人工芝・夜間照明を備えたサッカー専用グラウンドがあります。場所は佐原交差点の近くで、京浜急行の北久里浜駅から徒歩15分ほどです。
学校のグラウンドであるため自由な利用はできませんが、2004年からは横須賀サッカーフェスティバルの会場として解放され、高校生男女の公式戦も多数行われています。今後さらに地元サッカーへ貢献してくれることでしょう。

ピッチの印象
一見、天然芝かと思うようなきれいなピッチです。面積は縦105m×横68mの基準を満たしており、女子の県大会も頻繁に行われています。ただし激しい雨が降ると水たまりができるそうです。
周辺にはベンチがあり、観戦もできる作りになっています。
これだけでは足りません
なにしろ年間1700試合、このページで紹介している施設だけでは到底間に合わないので、横須賀サッカー協会も各所の協力を得て対応しています。
次のページではその他のサッカー施設を紹介します。
- 2005-02-15作成
- 2005-06-18修正